中学1年 安全ワークショップ 第2回
2017.03.28
中学1年生では、1学期に引き続き3学期にも「安全ワークショップ」を実施しました。今回はその第2回の様子をご紹介いたします。
「安全ワークショップ」は、防犯活動の専門家・演出家・俳優・ワークショップデザイナーの方々が集まったユニットである「あんぜんファンフェアーズ」の皆さんを講師にお迎えし、学校内で過ごす時間や登下校などの時間を、お互いが安心して快適に生活するためには、どのように他者と関われば良いのか、どのようなことが大切なのかを、共に考え、体験的に学んでいくプログラムです。
第2回のワークショップでは班ごとに短い演劇の作品を創りました。
まず講師の方からあるテーマに沿って2分ほどの演劇を創ることが課題として提示され、生徒たちはそれぞれグループでアイデアを出し合いながらそれに取り組みます。
出来上がった作品を発表します。
授業の後半では、自分たちの作品にある場面をつけ足すことで、「誰もがほどほどに快適な状態」になって終わる、ハッピーエンドの作品を創ることが新たな課題として与えられました。話し合いをして作品を創り替え、再度、鑑賞し合います。
生徒たちは演劇創りに取り組む中で、「どうすれば誰か一人だけではなく、全員がほどほどに快適になれるのか」、「そもそもどういう状態なら、全員がほどほどに快適と言えるのだろうか」と、快適さの創り方についてグループの中で積極的に意見を交わしていました。また、自分の演じたものがクラスメイト達に拍手で迎えられる、笑顔で受け止めてもらえるというところにも、ほどほどに快適な、お互いを承認し合う雰囲気がありました。これらの経験が、彼らの普段の学校生活での快適な空間づくりに繋がっていけばいいなと思っています。
次回は、第3回の様子をご紹介いたします。